−103,102 放屁

12.27,28

朝から先輩のバイトの手伝いに行った。

手伝いとは言っても、新規で立ち上げる民宿の光回線開設工事の間、家に居て業者の対応をするだけだけど。

ギター弾いたりたばこ吸ったり、一緒に暇つぶしをしてただけ。

 

業者が帰ってルーター設定を済ませたら、先輩が

「飯食いに行くか!」と言った。

この先輩の「飯食いに行くか!」何度聞いたことだろう。

ちょっと暗めの相談をした時も、忘れ物を取りに行っただけの時でも、前後の流れがどうであろうといつも一言一句変わらない。

なんの躊躇もなく、後輩を飯に誘えるこの先輩が羨ましくて、

(飯に誘って後輩を楽しませることができるだろうか)と、いつも無駄なことを考えて躊躇してしまう自分は、

「どうやったら気楽に後輩を飯に誘えるようになりますかね?」と相談したこともあった。

その時は「飯行って、特に何やってたわけでもなくても、なんか楽しいだろ?そういうことだよ」

こんなカッコいい言い方だったかは覚えてないけど、そんな感じのことを言われた覚えがある。

 

 

食へのこだわりが強い先輩の先導で、自転車を漕いで、あぁでもないこうでもないと言いながら街の飲食店の店先を巡った。

途中、食への関心が薄い自分は「飯食えたらどこでもいいだろ」と思ったが、飲み込んでついて行った。

結果、ゴールしたのは僕の家の近所の焼肉屋

近所なのに全く知らなかった。

これを嗅覚というのだろう。

 

昼飯を食いながら話していて、

「何年か前からとりあえず誘えって言ってたけど、結局お前は変わらない。終わりだぁ笑」

「ま、でもバイト終わりに誘って飯行くようにはなったんで成長はしてますよ。」

成長しているとは返したけど、そういえば努力した自覚はなかった。

人間的成長ってこういう努力のことを言うんだろうか。

変わらないといけないところなのか、変わる必要のないところなのか、どっちだろう。

 

「真面目な人間と不真面目側の人間は、話すテンポが合わない」

「お前は真面目な人間だけど、不真面目側の人間が好き。」

そうなのかなぁ。