−14 東京苦手だったけど

3.18

サークルの現役時代に年に2回くらい行くだけだった東京は、なんか苦手だった。

電車ごちゃごちゃしてるし、人多いし。

 

それが、友だちの家を転々とする生活を送っていると、不思議と好きになってきた。

旅行者と思われるのがなんか嫌で、ちっさいリュックに詰め込んだ荷物を背負って、そこで暮らす人々に囲まれて、そこで暮らしてるような顔をして、知らない街の中を走る電車に揺られる。

 

友だちの住む街には、当然そこで暮らす人々の生活があって、京都に住んでた友だちも、「そこで暮らす人」になっている。

会う場所は変わっても、友だちは変わってなくて、変わってないのが妙に嬉しくて。

どこに行こうと変わらない生活というものはついてくるんだなと、当たり前のことになんか勇気づけられたりした。

 

環境が変わることが怖かった。

でも確実にその時は近づいている。

中学から高校に上がる時よりも、高校から大学に上がるときよりもはるかに大きい環境の変化。

なんとか生きていける気がする。

 

みんなありがとう。