−127,126 もろさ故に大事にする関係
12.2-3
好きなのかよくわからない子がいる。
LINEのやりとりをするようになってから、かれこれ5ヶ月が経つ。
コロナもあって、会うようになったのは10月に入ってから。
それでも5回会っている。
けれども不思議なことに、今までの恋にあったような、好きで好きでたまらない、早く自分のものにしたいというような焦りが弱い。
会うたびに、出かける前に感じるめんどくささは強くなっていく。
友だちとの遊びの約束に向かう時に感じるあの気持ちと同じだ。
でも、いざ会うと、別れる時間が近づくにつれて、帰りたくないという気持ちが強くなっていって、別れた後には、次に会う時が待ち遠しくなる。
どんな会話をしたかなんて、ほとんど覚えていない。
でもなぜか、すごく満たされた気持ちになって帰ってくるのだ。
不思議だ。
今までと違う。
嫌なところだって目に入ってるし、繰り返すが出かける前はめんどくさい。
「この関係を大事にしよう」という気持ちが切れれば、いとも簡単に壊れてしまいそうな、関係。
でもそういったもろさ、危うさを自覚しているからこそ、お互いを大切にできるという関係だってあるのではないだろうか。
運命の人、などいないと思っている。
違う人間同士、どこかは気があって、どこかは気が合わない。
昔は一般的だった見合い婚。
親に引き合わされたもの同士だが、そのまま添い遂げた夫婦だってたくさんいるはずだ。
一番大事なのは、「関係を大事にしようとする心」なのかもしれないとか考えた。
以上、キモ恋愛ポエマーでした。