-129 コンビニ店員さんとの距離感

11.30

コンビニに朝飯を買いに行った。

「袋どーしましょ?」

「いらないでーす。」

「〇〇円になります」

「pay payで」

いつものおばちゃんと、いつもの応答を交わす。

 

自分は対人恐怖気味なところがあって、レジでさえ少し緊張してしまう。

でも、ここのコンビニは店員さんの顔を見慣れているというのもあって、リラックスできる。

おばちゃんが多いというのも、良い。

なんなんだろうか、「おばちゃん」の醸し出す居心地の良さ。

 

でも、このコンビニにももうすぐ来れなくなる。

いつも事務的な会話しか交わさないけれど、多分顔覚えられてるなっていうのはわかる、微妙な距離感。

心地よかった。

引っ越したら会えなくなるのが寂しい。

 

 

昼から、役所に転出届を出しに行った。

四年前、転入届を出しに来た以来。

あの頃は、親から離れたい一心で、なんかトゲトゲせかせかしてたなぁとか考えた。

そう考えると、少しは余裕も出てきた気もする。まだまだだけど。

 

15分くらいで終わった。

前と違って来庁者も多くて忙しい雰囲気だったのもあったのだろうか、転入の時よりもあっさり終わった気がする。

事務手続きなどこんなものだ。

婚姻届だってただの紙切れ。

人の根本の大事なところは、紙切れのやり取りには滲み出てこない。