−44 僕の幸せとは

2.20

 

誰に聞かれそうなわけでもないのに、「好きなタイプは?」と聞かれた時の回答をよく考えている。

今のところ「衣食住に金をかけない人」に落ち着いている。

 

衣:自分がファッションに興味がない。ユニクロとかワークマンとか、安くて小綺麗、機能性があるものばかり着ている。

「なんとなく」お金をかけている人が多い。

 

食:自分がバカ舌だから。「あそこのラーメン屋がうまい。あそこは不味い。」と語るのは楽しそうで憧れるが、自分は外で食べると「これでお金をとっているんだから不味いはずがない」と思いこんでしまって全部おいしく思えてしまう。

「ステーキが食べたい」と思ったら、でっかい肉の塊を焼いたものが食べれたら満足で、その肉が業務スーパーの中であろうと、デパ地下のブランド牛であろうと僕の中で変わらない。

「なんとなく」お金をかけている人が多い。

 

住:人の「生きるコスト」の最たるものでここにどれだけお金をかけるかで金銭感覚がなんとなくわかる。自分のグレードの証として、「なんとなく」でお金をかける人が多い。そういう人は、豊かな生活とは「いいところに住み、いいものを持っていること」と思っていそうな気がして、合わない。

 

大前提、世間に流されて自分が興味がないものに「なんとなく」お金をかける人が苦手なのだ。

 

僕の幸せとは、思い立った時に好きなことを始められて、好きなところに行けることだ。

 

生きるのに多くのお金がかかると、生きるために働かなければいけなくなる。

だから僕は、衣食住にお金はかけたくない。

こんなこというと、世界中を股にかける旅人でありたいみたいだけど、そうではなく。

腹減ったなと思ったらファミマにファミチキ買いに行けて、あの曲弾きたいなと思ったらギターを持つ時間があって、海を眺めてボーッとしたいなと思ったら釣りに行ける。

それで十分なのだ。